Slackはコミュニケーションツールとして人気で、その機能を活かすためにWebhookを使うことができます。本記事では、Slack Webhookの作り方を詳しく解説します。
Webhookとは？
Webhookとは、特定のイベントに基づいて他のアプリケーションと情報を自動でやり取りするための手段です。Webhookを利用することで、Slack以外のアプリケーションからSlackにメッセージを送信したり、データを通知したりすることができます。
利用シーンの例
- 開発環境: コードのビルドやデプロイの状況をSlackに通知することで、チーム全体での情報共有を図ることができます。
- ユーザー操作のトラッキング: アプリケーション内でユーザーが特定のアクションを起こした際に、その情報をリアルタイムでSlackに送信することができます。
- モニタリング: サーバーやシステムの監視ツールが障害を検知した際、その情報をSlackに送信し、速やかに対応することが可能です。
設定手順
アプリを作成する
を開く。
サインインしていない場合は行ってください。
右上の「Create New App」を押下します。
「From scratch」を選択。
「App Name」と、アプリをインストールするワークスペースを選択。
（ownというのは筆者のワークスペース名になっています。）
アプリを作成すると、「Basic Information」のページに自動で遷移する。
サイドメニューから、「App Home」を選択し移動する。
アプリ名を設定するため、「App Display Name」のEditボタンを押す。
アプリの表示名を設定します。デフォルト名は英語で。Addボタンを押して設定する。
サイドメニューから、「Incoming Webhooks」を選択。
WebhookをOnにします。
下にスクロールし、「Add New Webhook to Workspace」を押す。
権限が求められるので許可します。
また、アプリが投稿するチャンネルを指定します。
これで設定が完了です！
実際に投稿が流れるか確認しましょう！
「Sample curl request to post to a channel」
にあるcurlコマンドをコピーし、ターミナルからコマンドをたたくと投稿が送信されます。
また、その下にある「Webhook URL」をコピーすることもできます。
送信されていますね！🎊🎊🎊
実用する上でのポイント
- WebhookのURLは機密情報ですので、安全に管理してください。
- 複数のWebhookを設定することで、異なるチャンネルへのメッセージ送信が可能です。
- メッセージ形式には、Markdown形式やSlackのBlock Kitを利用することで、よりリッチなメッセージを構成できます。Block Kit Builderを利用すると、ビジュアルで確認しながらメッセージを作成できます。
まとめ
本記事では、Slack Webhookの作成方法について解説しました。これにより、アプリケーションからSlackへの自動通知が実現できるようになります。Webhookの設定やコードを適切に管理することで、日々の業務の効率化を図りましょう。
